- グランエースの購入を検討している方
- グランエースの売れない理由を知りたい方
- グランエースの欠点を知りたい方
今回は、このような方にとっての記事になります。
トヨタから展開されているグランエースは、2020年に登場した豪華ミニバンになります。
ハイエースワゴンと良く似ているグランエースですが、実用性を見ると対照的な車になります。
車の作りを見ると、実用性よりも高級感を意識して作られた車になります。
上質的で広い室内空間が魅力的で、一部のユーザーからは高く評価されております。
これほど魅力的な車でありながら、あまり街中では見かけないのも事実です。
私自身、デビューから数年経つのですが街中で見かけたのは数回程度です。
なぜ、それほど売れ行きが低迷しているのでしょうか。
今回は、グランエースの売れ行きが低迷している理由や欠点を紹介していきます。
グランエースのようなワゴンタイプの車を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
グランエースの基本情報
グランエースは、下記のようなスペックを持っております。
年式 | 2019年〜 |
---|---|
車名 | グランエース |
駆動方式 | 後輪駆動 |
装着タイヤ | 17インチ |
排気量 | 2.754L |
最高出力(エンジン) kW(PS)/r.p.m. |
130(177)/3,400 |
最大トルク(エンジン) N・m(kgf・m)/r.p.m. |
450(45.9)/1,600~2,400 |
全長 | 5,300mm |
全幅 | 1,970mm |
全高 | 1,990mm |
車両重量 | 2,740kg~2,770kg |
価格(税込) | 6,421,000円~ |
燃費 | 8.1km/L~ |
値段から見るグランエースが売れない理由
まず初めに、値段から見るグランエースが売れない理由を紹介していきます。
グランエースは、下記の価格帯より展開されております。
- Gグレード(8人乗り):6,421,000円
- Premium(6人乗り):6,721,000円
このような価格帯を見ると、他のミニバン車よりも高い価格に設定されていることが分かります。
これが直接的に売れ行きにも影響していると考えます。
価格が高い
グランエースが売れない理由として、価格が高いという内容になります。
ファミリーカーとしては、価格が高いということで購入される方があまりいないのが現状となっております。
同じ位置付けとして展開されている新型アルヴェルと価格を比較してみます。
グランエース | 6,421,000円~ |
---|---|
アルファード | 5,400,000円~ |
ヴェルファイア | 6,550,000円~ |
上記のような価格帯になっております。
ベースグレードで比較をしていますが、アルファードよりも高くヴェルファイアよりも安いといった価格帯になっています。
新型アルヴェルになって基本価格が高くなっていますが、それと比べても同等の価格帯ということで元からかなり高めに設定されています。
その分、内装の高級感や居住性は高い質感になっていますがそこまで求めるファミリー層もあまりいないようです。
ボディカラーから見るグランエースが売れない理由
次に、ボディカラーから見るグランエースが売れない理由になります。
グランエースの展開されているボディカラーは、下記の4種類になります。
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- シルバーメタリック
- グレーメタリック
- ブラック
上記4種類しか展開されていないということで、選択肢が少ないといった理由が挙げられます。
ボディカラーの選択肢が少ない
ボディカラーの選択肢が少ないというのも、グランエースの売れない理由の1つになります。
グランエースは、上記の4種類しか展開されておりません。
それも大枠でまとめるとホワイト系・ブラック系・グレー系ということで、非常にシンプルなラインナップになっております。
シンプルな色が好きという方であれば問題ありませんが、全員がそうというわけではありません。
こういった面から売れていないというのも理由の1つだと考えます。
実用性から見るグランエースが売れない理由
次に、実用性から見るグランエースの売れない理由についてです。
実用性を見ると、様々な場面で不便さを感じる可能性が非常に高いです。
どのような場面で使用するのかも、購入前にしっかり考える必要があります。
- 乗り降りしにくい
- ハイエースよりも乗車定員が少ない
- 駐車できる場所が限られる
- シートアレンジがしにくい
- 道幅が狭い道路は走行できない
乗り降りしにくい
実用性から見る売れていない理由は、1つ目は乗り降りしにくいという内容になります。
グランエースは、お子さんや年配の方からすると乗り降りしにくいデザインになっております。
ファミリーカーとしては、マイナスイメージとなる部分になります。
こちらについても、他ミニバン車と床面地上高を比較してみます。
グランエース | 645mm |
---|---|
アルファード | 450mm |
ヴェルファイア | 450mm |
ヴォクシー | 380mm |
上記車種の中でもグランエースはかなり床面地上高が高いデザインになっております。
サイドステップが装備された車両ではありますが、お子さんや年配の方が乗り降りする際は負担となると考えます。
幅広い場面で実用性の高い車種を探している方は、ヴォクシーのような床面地上高が低い車種を購入する傾向があります。
ハイエースよりも乗車定員が少ない
続いては、ハイエースよりも乗車定員が少ないという内容になります。
グランエースがよく比べられるのが、同じトヨタから展開されているハイエースになります。
グレードによっては、10人乗りのモデルなどもあり乗車定員が圧倒的に多いというのが特徴です。
価格帯についてもグランエースの半分ほどということで、購入のしやすさもハイエースに軍配が上がります。
安い価格帯で多くの人を乗せることができるので、ハイエースを購入する方が多いというのもグランエースが売れていない大きな要因になります。
駐車できる場所が限られる
続いては、駐車できる場所が限られるという内容になります。
冒頭にも記載していますが、グランエースのボディサイズは下記の通りです。
全長 5,300 mm x 全幅 1,970 mm x 全高 1,990 mm
これほど大きなボディサイズになっていることで、駐車する上でも不便さを感じます。
主に、下記のような場面で不便さを感じることがあります。
- 高さ制限のある駐車場に入れない
- 全幅が入らない可能性がある
- 全長が長すぎて駐車場に収まらない
駐車できる場所で制限がかかるのは、街乗り等をする上で不便さを感じます。
駐車場を探すところから始まるため、注意が必要な部分になります。
シートアレンジがしにくい
続いては、シートアレンジがしにくいという内容になります。
こちらの内容は、Premiumグレードに特化した内容になります。
Gグレードには6:4分割チップアップシートが備わっているものの、Premiumグレードにはシート格納装備が備わっておりません。
そのため、シートアレンジがしにくく荷物の大きさによっては積み込めない可能性があります。
このような装備を考えると、Premiumグレードは荷物よりも人を乗せるグレード位置付けになっていることが分かります。
車の使用する場面に応じて、購入すべきグレードも変わってくるのがグランエースの特徴だと考えます。
道幅が狭い道路は走行できない
続いては、道幅が狭い道路は走行できないという内容になります。
全幅が大きいサイズになっているということで、道幅が狭い道路では運転するのに注意が必要です。
特に注意すべき道路は、下記のような場所になります。
- 住宅街の道路
- 駅前のような比較的道幅が狭い道路
普通の車であればすれ違うことができる道路も、グランエースの場合はすれ違うことすらできないこともあります。
ボディを擦ってしまう等の事故につながる可能性もあるため、運転する場合は十分に注意する必要があります。
運転のしやすさから見るグランエースが売れない理由
次に、運転のしやすさから見るグランエースの売れない理由になります。
ボディサイズが大きいということもあり、運転のしやすさといった部分でも懸念があります。
- 取り回しがしにくい
- ディーゼルエンジンで4WD設定がない
取り回しがしにくい
運転のしやすさから見る理由として、1つ目は取り回しがしにくいという内容になります。
ボディサイズが大きいということもで、当然取り回しがしにくい車となります。
運転に慣れるのにも時間がかかり、慣れる以前に大きすぎることで運転ができないという方もいらっしゃると思います。
駐車場が狭いコンビニやスーパーなどになると、非常に不便になるので注意が必要です。
ディーゼルエンジンで4WD設定がない
続いては、ディーゼルエンジンで4WD設定がないという内容になります。
比較的新しいクリーンディーゼルエンジンが搭載されており、実燃費も悪くない仕様になっております。
気になりがちなディーゼルエンジンのカラカラ音も車内まで聞こえないので、快適性に影響することもありません。
しかし、4WDの設定がないという点が欠点となります。
後輪駆動のみで4WDのみの設定なるので、下記のような場面では不便さを感じるかもしれません。
- スキー・スノボの雪山
- タイヤがはまりがちな悪路
- 急な登り坂
こういった面を考えると、アウトドアよりも送迎向けの車といった印象が強いです。
グランエースの特徴4選
上記で欠点を紹介してきましたが、グランエースの特徴はどのような内容があるのでしょうか。
もちろん、比べられる機会が多いハイエースよりも優れている部分はいくつもあります。
- 室内の高級感が素晴らしい
- 大容量のラゲッジスペース
- プライベートラウンジのような後部座席
- 静粛性が高い
室内の高級感が素晴らしい
グランエースの特徴として、1つ目は室内の高級感が素晴らしいという内容になります。
グランエースは、アルヴェルやハイエースなどと比較しても室内の圧倒的な高級感を持っております。
高級感を演出している大きな部分は、後席のエグゼプティブパワーシートになります。
Premiumグレードに限りますが、後部座席全てがエグゼプティブパワーシートとなっております。
そのため、見た目の高級感はもちろんのこと乗っても快適に過ごせるという点が大きな特徴です。
また、ハンドル周りやナビ周りの質感も高く見ても触ってもその高級感を感じることができます。
大容量のラゲッジスペース
続いては、大容量のラゲッジスペースになります。
グレードによってシートアレンジのできる・できないがありますが、それでも十分すぎるラゲッジスペースを兼ね備えております。
載せ方やシートの位置によって異なりますが、下記の容量を積み込むことが可能となります。
- Gグレード⇨最大1,012L
- Premiumグレード⇨最大1,738L
これほどの荷物を積み込むことが可能となります。
複数人の荷物でも難なく積むことができるのは、非常に魅力的な部分となります。
プライベートラウンジのような後部座席
続いては、プライベートラウンジのような後部座席になります。
上記でも何回か触れていますが、プライペートラウンジのような後部座席はグランエースの最大の特徴となります。
Premiumグレードになると、後部座席の3つ全てがエグゼプティブパワーシートということでプレイベート空間となっております。
運転するのは大変ですが、後席に乗る分にはいつまででも乗っていたい車になります。
3列目シートまでもエグゼプティブパワーシートになっているという部分は、他のミニバン車とも差別化している部分です。
乗り心地が最適な送迎車を探している方にとっては、最適な車だと考えます。
静粛性が高い
続いては、静粛性が高いという内容になります。
グランエースはディーゼルエンジンということでカラカラ音が気になりがちですが、実際に乗ってみるとあまり気になりません。
静粛性が非常に高く、快適な乗り心地となっております。
これは、構造上かなり拘っており熱で発泡させた熱発泡性の遮音材をボディの隙間に装備しております。
そうすることで、高い静粛性を実現し快適な乗り心地となっております。
このような細かい点についても、高級感を演出していると考えます。
グランエースを買って良かった人の口コミ
次に、グランエースを買って良かったという口コミについて紹介していきます。
実際にグランエースを購入して満足している方は、どのような方なのでしょうか。
- バカデカいが広くて快適
- 内外装がカッコ良い
- 見切りが良く意外と小回りが効く
バカデカいが広くて快適
会社の同期の同い年が
たぶん新潟第一号?
グランエース納車です!バカデカイ笑
そして広い!快適! pic.twitter.com/YaLhFlKjV4— RYOTA🐼VARISBRZ (@BRZ__61) May 2, 2020
買って良かった口コミとして、1つ目はバカデカいが広くて快適という内容になります。
納車されてその大きさにびっくりしていますが、それ以上に広さと快適性が魅力的な車となっております。
他の車種と並べていますが、写真で見ただけでもかなり大きいのがよく分かります。
カタログ上でも大きいと感じますが、現車を見ることでより迫力を感じることでしょう。
大きいことで不便さがありますが、それ以上に室内が広く快適という点に満足しているようです。
内外装がカッコ良い
グランエース納車しました∩^ω^∩
デカすぎる。まじで。
カッコいいっしょー✨
内装またアップします#グランエース#トヨタ pic.twitter.com/03AtiNyZx4— ピピ美(隼の民) (@Pipimi47mb) May 18, 2020
続いては、内外装がカッコ良いという内容になります。
高級感のあるインテリアと迫力満点なエクステリアから、非常に満足しているようです。
特にエクステリアデザインには賛否両論がありますが、個人的にはかなりカッコ良いデザインになっております。
遠くから見ても分かるフロント部の迫力からカッコ良さを感じます。
また、リアデザインの唯一無二のデザインも魅力的な部分です。
見切りが良く意外と小回りが効く
ようやく納車されました。
乗った感じは見切りも良く小回りきくので乗りやすいです。#グランエース #納車 pic.twitter.com/hvIPH8b4EA— こーは (@fd2_typer3524) December 11, 2021
続いては、見切りが良く意外と小回りが効くという内容になります。
ボディサイズが大きいことで運転がしにくいと見えがちですが、実際に乗ってみると意外と運転しやすいようです。
このサイズでも意外と小回りが効くという点については、驚きポイントです。
実際に購入しようと考えている方は、購入前の試乗が必須となりそうです。
グランエースを買って後悔した人の口コミ
続いて、グランエースを購入して後悔した方の口コミについてです。
当然、購入後に気づいて後悔したという口コミも存在します。
- エクステリアデザインで好みが分かれる
- カスタムの幅が少ない
- 内装が豪華だけど外装が微妙
エクステリアデザインで好みが分かれる
グランエース
デカ過ぎ!!しかしダサいな😰 pic.twitter.com/1WLXcUYthc
— オコジョ (@okojyo_mrbig) February 17, 2020
後悔した口コミとして、1つ目はエクステリアデザインで好みが分かれるという内容になります。
エクステリアデザインについては、上記でも記載しているように賛否両論が分かれるようです。
ダサいと感じる部分は主にフロントとリアの2箇所になります。
少しでもダサいと感じた場合は、購入するかどうかをしっかり見極める必要がありそうです。
カスタムの幅が少ない
グランエースなにやってもダサいかも pic.twitter.com/gNzLPkqVjd
— トロちゅ (@GUN125MW) May 27, 2020
続いては、カスタムの幅が少ないという内容になります。
ハイエースの場合は自分好みにカスタムする方が多くいますが、そのカスタム内容も様々です。
しかし、グランエースの場合はそもそものカスタムの幅が少ないという欠点があります。
ボディサイズやデザインが影響し、なかなかカッコ良いカスタムがないようです。
カスタム好きの方からすれば、ネックとなる部分かと思います。
内装が豪華だけど外装が微妙
グランエース初めて見た。
引くほどダサい。あれはやばい。いくら内装豪華でも外装が酷すぎる— Miya (@Miya_Minicooper) October 14, 2020
続いては、内装が豪華だけど外装が微妙という内容になります。
内装では好みだが、外装がダサいと感じる方もいらっしゃいます。
逆を言えば、外装のデザインを少し改良すれば購入する方も少しは増えるのかなと考えます。
グランエースが合う人
上記のような内容を踏まえて、グランエースが似合う方はどのような方なのでしょうか。
下記に該当した方は、グランエースの購入を前向きに検討するようにしましょう。
- 高級感のあるミニバンを探している方
- 前席だけでなく後席の乗り心地も気にしている方
- 社用車を探している方
高級感のあるミニバンを探している方
グランエースが似合う方として、1つ目は高級感のあるミニバンを探している方になります。
内外装の高級感を求めており、そういったミニバン車を探している方はグランエースがオススメです。
デザインには賛否両論あるものの、高級感という観点で見るとかなり魅力的な車になります。
ドアを開けた瞬間からその高級感を感じることができ、見ていても乗っていても楽しむことができます。
家族でワンランク上の旅行などを楽しみたいという方にとっては、最適な車だと考えます。
前席だけでなく後席の乗り心地も気にしている方
続いては、前席だけでなく後席の乗り心地も気にしている方になります。
こちらは、乗り心地重視で車を探している方になります。
運転のしやすさなどを考えずに、乗り心地だけを考えているのであればグランエースがオススメです。
乗り心地が良い車に乗ることで、下記のようなメリットがあります。
- 長距離走行しても疲労が溜まらない
- 乗ってる側だけでなく運転側も疲労が溜まらない
- 目的地までの道中も楽しむことができる
こういったメリットがあるため、乗り心地重視の方にとっては購入すべき車種になります。
社用車を探している方
続いては、社用車を探している方になります。
グランエースの特徴を踏まえると、日常生活というよりは社用車向けの車になります。
社長さんや芸能人の送迎用の車として使われるべき車のため、そういった車を探している方にとっては最適な車になります。
ファミリカーとしてではなく、社用車を探している方はグランエースを検討するようにしましょう。
しかし、運転はしにくい車になるので専属の運転手などをつける必要がありそうです。
グランエースが合わない人
次に、グランエースが似合わない方についてです。
下記のような方は、グランエースを購入しても後悔する可能性が十分に高いです。
購入を検討している場合は、慎重に考えるようにしましょう。
- 10人ほどで出かける機会が多い方
- アウトドア用の車を探している方
- 道幅が狭い道を頻繁に運転する方
10人ほどで出かける機会が多い方
グランエースが合わない方として、1つ目は10人ほどで出かける機会が多い方になります。
6人乗りと8人乗りの仕様しかないため、10人ほどで出かける機会がある方はハイエースがオススメです。
高級感や乗り心地はそれほど良くないが、人を乗せるという観点からはハイエースが向いております。
車を使用する場面に応じて、グランエースかハイエースかを検討する必要があります。
しかし、価格帯も考える必要があるのでどういった場面で使用するのかを今一度考えるようにしましょう。
アウトドア用の車を探している方
続いては、アウトドア用の車を探している方になります。
グランエースは何度も言うように、送迎用の車となります。
ディーゼルエンジンで4WDの設定がないことから、アウトドアの車としては不向きとなります。
坂道や雪道などの悪路での走行には向いていないため、注意が必要です。
ある程度の悪路であれば問題ありませんが、凍結した坂道などになると立ち往生する可能性があります。
道幅が狭い道を頻繁に運転する方
続いては、道幅が狭い道を頻繁に運転する方になります。
欠点の部分でも記載していますが、道幅が狭い道路では運転しにくい車になります。
場所によっては、そもそも走行ができない可能性もあります。
さらに小回りも効かないということで、狭い道路での走行は不向きになります。
こういった道路を頻繁に走行する方は、購入前にしっかり考える必要がありそうです。
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