みなさん。こんにちは。
今回は、運転のルールに関する記事になります。
2019年12月から改正道交法で運転中のスマホ操作の罰則を約3倍に強化するというニュース情報がありました。
近年ではスマホや携帯電話、ナビ操などの『ながら運転』が原因で全国各地でたくさんの交通事故が発生しています。その中には死者もでており、現代非常に問題になっています。
今回のルールの強化の背景には『ながら運転』原因で発生している事故を少しでも減少させたいという思いでの改正だと考えています。
それでは2019年12月から強化されるルールは一体どのような内容になっているのでしょうか。
なぜ『ながら運転』が増加したのか
近年さらに話題になってきている『ながら運転』ですが、一体いつから増加してきているのか、また何が原因で発生しているのでしょうか。
まず初めにこちらのグラフをご覧ください。
『ながら運転』による交通事故件数の推移です。
10年前である平成20年は1299件だったものが平成30年には2790件と約2倍にまで事故件数が増えている。
毎年の増加推移を見てみても年を重ねるごとにどんどん増えている事がわかります。
なぜどんどん増加しているのでしょうか。
その増え始めた原因は人気スマホ『IPhone』が日本に上陸し始めた2008年から増え始めたようです。
そこから現代ではさらに『IPhone』が浸透してきている為、上陸した当初よりも増加してきているのですね。
また、携帯の操作だけではなく、カーナビゲーションなどの画面直視が原因で発生している事故もたくさんあります。
『携帯電話』』、『カーナビゲーション』を運転中に操作してしまう事が原因で事故がどんどん増加してきているのですね。
『ながら運転』よる過去の事故事例
『ながら運転』が原因で全国ではたくさんの事故が発生しています。その中にはかなり悲惨な事故も発生しています。
死者が出てしまっている事故もたくさん発生しているので厳選して事故事例を紹介していきます。
スマホで地図を確認中に追突事故
こちらは金沢市で発生した事故になります。
夜行バスの運転手が早朝に金沢市内を運転中にスマホを操作し、乗用車に追突してしまう事故が発生しています。
運転しているときに道を間違えてしまい、スマホの地図で確認しながら運転していたら前の乗用車に追突してしまったそうです。
乗用車を運転していた方は病院で治療を受けたそうです。また、バスには5人の乗客がいましたが、全員に怪我はなく無事だったそうです。
酷い重傷者はいませんでしたが、一歩間違えれば非常に大変な事故になっていたことは間違いありません。運転中のスマホでの確認は非常に危ない行動になるのでちゃんと停止させてから確認を行うようにしましょう。
ポケモンGOをやりながら運転運転で女性死亡
こちらは死亡事故の事例になります。
運転中に大人気アプリ『ポケモンGO』を使用していたら道路を横断していた85歳女性をはねてしまい、死亡させた事故事例です。
『ポケモンGO』を操作していたということで前方不注意が原因で発生したと考えている。
こちらの事故は非常に悲惨な事故事例であり、スマホを操作していただけで死者を出してしまうという考えられない事故事例ですよね。
スマホの使用の仕方を全国通して考える必要があります。
改正道路交通法の内容
2019年12月から改正道路交通法が施行されます。
従来よりもかなり厳しい罰則が適応されるようなので1つずつチェックしていきましょう。
違反点数の引き上げ
『ながら運転に』よる事故を起こした際の違反点数が引き上げられるようです。
◎改正内容◎
改正後は反則金の適用はなくなり、刑事罰の適用がなされるほか、違反点数が2点から6点に引き上げられる為、免許の停止処分の対象になる。
今までは2点だった為免許の停止処分にはなりませんでしたが、改正後は3倍の6点が引かれる為かなり罪が重くなっている事がよくわかります。
罰則の強化
次は罰則が強化による変更です。
◎改正内容◎
携帯電話の使用により、道路における交通の危険を生じさせた場合の『携帯電話使用等[交通の危険]』の罰則では、改正前では3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金でしたが、改正後は1年以下の懲役または30万円以下の罰金へ変更。
懲役、罰金ともにかなり強化されていますね。
また、スマホや携帯電話などでの通話、スマホやカーナビゲーションなどの画面注視する行為を行なった場合でも改正前は、5万円以下の罰金でしたが改正後は6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金になっています。
事故を起こさなくてもその行為をしただけで懲役になってしまうのは、少し考えられませんが、それほど近年では危険な行為と判断されているということですね。
罰金額の変更
罰金額の変更もされています。
◎改正内容◎
上記にも記載しましたが、携帯電話やカーナビゲーションを注視した行為をしただけでも罰金が課せられる。その罰金額の見直しがされた。
車種別 | 改正前 | 改正後 |
大型 | 7,000円 | 25,000円 |
普通 | 6,000円 | 18,000円 |
2輪 | 6,000円 | 15,000円 |
原付 | 5,000円 | 12,000円 |
まとめ
いかがでしたでしょうか。
全体を通してかなり厳罰化されている事がよくわかりますね。それほど『ながら運転』は、危険な行為であり、一歩間違えれば命を奪ってしまうような事故につながります。
どんな理由があっても運転中に携帯電話やカーナビゲーションの操作をするのはやめましょう。
今回の改正道路交通法は【2019年10月】から施行されるのでドライバーの方は絶対に『ながら運転』の行為をしないようにしましょう。事故を起こさなくても懲役になるような非常に重い罰があるので周りを悲しませるような事態になってもおかしくありません。
使用する際は、必ず停止してから操作するように心掛け、日本中で事故が減少するようにしていきましょう。