- 車の支払い方法について知識を深めたい方
- よりお得に車を購入したい方
- 車を購入する際一括払いを検討している方
今回は、このような方にとっての記事になります。
車を購入するための支払い方法としては、基本的に下記のような支払い方法があります。
- 一括払い
- ディーラーローンでの分割払い
- 銀行ローンでの分割払い
- 残クレ
他にも幾つかありますが、基本的に支払い方法としては上記の4つになると思います。
誰もが一度は考えたことがあると思いますが、この中でお得に車を購入できる支払い方法はどれになるのでしょうか。
車は数百万円もする大きな買い物になります。
そのため、数十万円でもお得に車に乗りたいという方がほとんどかと思います。
車の値引き交渉でお得に購入する方法もありますが、車の支払い方法を変えるだけでもよりお得に購入することができます。
その方法というのが、一括払いになります。
そこで今回は、一括払いの支払い方法について深掘りしていきます。
一括払いした際のメリットやデメリットなどを紹介していきます。
これから車の購入や現在支払い方法を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
車を一括払いで買う場合値引き額はローン購入よりも少なくなる理由
車を一括払いすると、値引き額が低くなるといった事象が発生します。
値引きが一切されないというわけではありませんが、ローン購入と比較すると値引きがくが低くなります。
なぜ値引き額が低くなってしまうのでしょうか。
考えられる背景としては、下記のような内容があります。
- ローン会社からの紹介手数料がもらえないから
- 値引きをすると利益が出にくくなるから
ローン会社からの紹介手数料がもらえないから
現金の一括払いだと値引きが少なくなる理由として、1つ目はローン会社からの紹介手数料がもらえないからという内容です。
ディーラーは、ローン会社へ顧客を紹介することでローン会社から紹介手数料をもらえる仕組みになっております。
ここで大幅な利益を確保できるため、その分値引きできるといった背景があります。
しかし、現金一括払いで車を購入するとこの紹介手数料をもらうことができません。
ディーラーとしても大幅な利益が確保できないため、その分値引きも大幅に掛けられなくなります。
車種やディーラーによっては、一切値引きができない店舗も存在します。
近年では、部品不足の関係でより一層欲しい車が手に入らない状況が続いております。
そういった状況もあることで、より値引きはされにくい状況になっております。
値引きをすると利益が出にくくなるから
続いての理由は、値引きをすると利益が出にくくなるからになります。
現金一括払いの場合は、ローンを組むんだ場合と比べて利益が出にくくなります。
ディーラー側の視点で考えた利益が大幅に出る支払い方法は、下記の2つになります。
- ディーラーローン
- 残クレ
上記の支払い方法では、紹介手数料や金利分が上乗せされるためより多くの利益を確保することができます。
それに対して、利益が出にくい支払い方法は現金一括払いになります。
紹介手数料や金利が発生しないため、ディーラーとしての利益が少なくなります。
そんな中で値引きをしてしまうと、より一層利益がなくなってしまうため値引き幅が狭くなってしまいます。
車の現金一括払いが嫌がられる理由
店舗によっては、現金一括払いが嫌がられるケースもあるようです。
現金の一括払いを嫌がる理由としては、下記のようなことが考えられます。
- 金利で稼げない
- 営業マンの成績評価にも影響する
- 大幅な値引きがしにくくなる
金利で稼げない
現金一括払いが嫌がられる理由として、1つ目は金利で稼げないという内容です。
ディーラーの方は車を売ることはもちろんですが、一番は利益の確保になります。
大幅な利益を確保するためには、ローン会社への紹介手数料や残クレ支払いの金利で稼ぐ必要があります。
しかし、現金一括払いになるとそういった利益が発生しなくなってしまいます。
車を買ってもらっている時点で利益は発生していますが、それ以上の利益を出すためには上記のような手数料関係も必要になってきます。
店舗によっては、ディーラーローンを強く勧めてくるところも存在します。
「値引きするからディーラーローンを組んでください。」なんて営業してくる場所もありますが、自分で考えた購入方法を貫くようにしましょう。
営業マンの成績評価にも影響する

続いては、営業マンの成績評価にも影響するという内容になります。
営業マンの成績評価として、ただ売った車の台数を換算しているわけではありません。
それ以外にも、車の査定した数や商談した数なども関係してきます。
そこには、車の支払い方法なども成績として影響してきます。
- どのくらいの利益を確保できたか
- ローン会社への紹介でどのくらいの手数料をもらえるか
- 残クレでどのくらいの金利分が確保できたか
こういった部分も重要になってきます。
そのため、成績評価を気にしている営業マンであれば現金一括払いは嫌がる可能性も考えられます。
大幅な値引きがしにくくなる
続いての内容は、大幅な値引きがしにくくなるという内容です。
上記にもあるように、大幅な利益を確保できないため現金一括の場合は値引きがしにくくなります。
営業マンの方は、より満足した価格で顧客に商品を売りたい気持ちがあるかと思います。
ディーラーローンなどで購入して頂ければ、希望する金額まで値引きしようと努力するかと思います。
しかし、これが現金支払いとなると希望額までの値引きができなくなります。
大幅な値下げをするためにも、ディーラーローンや残クレなどで購入してもらいたいと考えているはずです。
車の一括払いのデメリット
次に、車を一括払いすることでのデメリットを紹介していきます。
車の一括払いするデメリットは、いくつかあります。
人によっては、車選びを後悔する可能性がありますので注意が必要です。
- 貯金が大幅に減り生活に影響出る可能性あり
- 購入できる車種・グレードが限られる
- オプション等でのサービスが付けにくくなる
- 値引きがされにくくなる
貯金が大幅に減り生活に影響出る可能性あり

一括払いのデメリットとして、1つ目は貯金が大幅に減り生活に影響出る可能性ありという内容です。
現金一括払いをするということは、自分の資金を減らして購入するということになります。
車を購入するということは、数百万円のお金が動く取引ということです。
そのため、その金額が一気に減ってしまうと考えると日常生活にも影響する可能性があります。
車購入後に、下記のようなことが起こった場合は多くのお金が必要になります。
- 病気
- ケガ
- 事故
こういった状況になると、必要な時にお金がないなんてこともになりかねません。
現金一括払いをすると、貯金が一気に減るという懸念事項が挙げられます。
購入できる車種・グレードが限られる
続いての内容は、購入できる車種・グレードが限られるという内容です。
現金一括払いとなると車に回せる予算が決まってきてしまうため、購入する車種やグレードが限られてしまいます。
どうしても「予算内に収まる車にしよう。」という考えになってしまい、グレードを下げたりオプションを減らしたりする傾向があります。
そういった妥協をすることで、実際に納車された時に後悔してしまうという状況になってしまいます。
確かに車は高額なものではありますが、高額の買い物だからこそ後悔ない車選びをする必要があります。
車を購入する上で、一番してはいけないのが購入後に後悔することです。
そうならないためにも、仮に予算内に収まらない場合は少しでもローンを組んで満足のいく車を購入した方が良いと考えます。
オプション等でのサービスが付けにくくなる
続いては、オプション等でのサービスが付けくくなるという内容です。
実際に見積もりを見ていく中で、値引き額が0の見積もりを見かけたことがあるかと思います。
一見値引きがされなかったように見えがちですが、オプション等でサービスしてくれるケースもあります。
車種によっても異なりますが、カーコーティングやフロアマットなど数万円~数十万円するオプション等もサービスしてくれるケースがあります。
しかし、これはあくまで現金一括払いではない場合になります。
現金一括払いの場合でもサービスしてくれるケースはありますが、大幅なサービスは見込めないでしょう。
実際に金額で値引きするのではなく、オプション等でサービスするという方法も存在します。
値引きがされにくくなる
続いては、冒頭部分から記載している値引きがされにくくなるという内容です。
冒頭部で何度も記載しているように、現金一括払いは値引き幅が大幅に減ってきます。
現金一括払いは、ディーラーとしての利益が車の購入代金のみとなります。
それ以外の利益が見込めないため、値引きもしにくい状況になります。
現金一括払いで大幅な値引き交渉をすると、嫌がる営業マンもいらっしゃいます。
現金一括払いは、値引きされたらラッキー程度の考えで商談するようにしましょう。
車を一括で買う人の割合
車を一括で購入する方は、どのくらいいらっしゃるのでしょうか。
現金一括購入は上記のようなデメリットがありますが、それでも一括支払いしている方はどのくらいいるのでしょうか。
他社で実施したアンケートによりますと、100人中64人の方が一括購入派という結果となっております。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000069274.html
64%の方が現金一括購入派
割合を見てみると、大半の方が現金一括購入派という結果が出ています。
現金一括派と考える理由としては、下記のような内容があります。
【現金一括購入派】
- 一括で支払った方が利息がつかない
- 利息を支払いのがもったいない
- 毎月の支払いに追われたくない
やはり、金利分は支払いたくないという意見が多数あります。
どうしても金利分を支払うのはもったいないと考えてしまうようです。
また、毎月の支払いに追われるのがストレスなんて意見もありました。
それに対して、ローン派の意見としては下記の通りです。
【ローン派】
- 一括で支払うお金がない
- 一括で購入すると、今後の生活に影響が出そう
- 車の維持費分を残しておきたい
一括で購入するお金がないや新車を一括で買えないなんて意見がありました。
貯金があるが、一括で購入すると生活に支障をきたす可能性があるという意見もあります。
意見を見ると、自分の生活の仕方によって購入の仕方も変えてる傾向が見られます。
車を現金一括払いすることに関する口コミ
実際に、車を現金一括払いした方はどのような口コミを寄せているのでしょうか。
- 銀行ローンを組んで余った資金を投資に回す
- 現金一括で購入して貯金の1/4が消える
- ローンを組む=無駄金なので現金一括派
銀行ローンを組んで余った資金を投資に回す
車は現金一括で買わないで。「金利払うから損するでしょ?」って思った人は注意です。銀行系ローンなら金利1~2%でめちゃ安い。その分つみたてNISAで年利5%運用すればウハウハ。手元にお金を残せば精神的にも安定します。でも実は、お金を借りて大損するケースも。ボクが車を買う時に気を付けたことは… pic.twitter.com/RDbMH6Nq5D
— さっくん (@sakkun_invest) February 16, 2024
口コミの1つ目として、銀行ローンを組んで余った資金を投資に回すという内容です。
こちらの方は、ローン派として意見になります。
現金一括で購入するのではなく、銀行ローンを組んで購入する形になります。
確かに、ディーラーローンと比較すると金利が1%~2%となるため銀行からであれば安くお金を借りることができます。
それに加えて、余った資金を投資などに回し年利5%などで運用していくという形になります。
そうすることで、総資産の増やすことができるという考えです。
こういった考え方で車を購入できれば、徐々に資産を増やすことができます。
車種によっては、資産になる時代となっていますのでこういった考え方も必要かと考えます。
現金一括で購入して貯金の1/4が消える
車を現金一括で買ったせいで貯金額の4分の1が一瞬で消えて発狂してる
生活保護受けます— 頂き男子 ゴーシーちゃん (@0KtnE9oXrwhtugF) February 16, 2024
続いては、現金一括で購入して貯金の1/4が消えるという内容です。
こちらの方は、現金一括で購入したようですが貯金の1/4が消えたようです。
購入後の支払いはなく、車を自分のものにできたという満足度はあります。
しかし、貯金が1/4消えたという部分では少し不安が残りますが、自分に合った購入方法で購入することが重要になります。
ローンを組む=無駄金なので現金一括派
家は額大きいし超低金利で借りられるし住宅ローン控除があるのでアリですが、車やバイク買う時にローン組むメリットってないので現金一括で買うようにしています。
ローンを組む=無駄金を払わされるからね。
ローン組まないと買えない場合は自分に見合ってないと考えるので基本買わないです。— やんぬ@奈々さんLIVE JUNGLE全通 (@yannu_spiritR) February 18, 2024
続いては、ローンを組む=無駄金なので現金一括派という内容です。
ローンを組む金利がつくため、それを払うのは無駄という意見になります。
金利分が毎月加算された形で支払う必要があるため、無駄と感じる方も多くいらっしゃいます。
資金に余裕がある方であれば、現金一括で購入した方が良いと考えます。
車の一括払いはクレジットカードで可能なのか?
車の支払い方法として、クレジットカードは使用できるのでしょうか。
車を購入したことがある方であれば、一度は考えたことがあるのではないでしょうか。
クレジットカードは、カード会社によっても使える上限が決まっていると思います。
車は数百万円という高額なものになりますので、基本的にはクレジットカードでの支払いは不可になります。
しかし、クレジットカードを限定して使用可能なディーラーも存在します。
クレジットカード限定で使用可能
車購入時のクレジット払いは、限定した形で使用可能となります。
例を挙げると、トヨタ販売店で使用可能なTOYOTA TS CUBICになります。
こちらのクレジットカードは、トヨタ車とダイハツ車の購入時に使用できるクレジットカードになります。
カーライフをより豊かにするためにトヨタ自身が展開しているサービスになります。
それ以外にも、ホンダに使用できるHonda Cカードが存在します。
こういった自動車メーカーによって、指定されたクレジットカードであれば使用可能な場合もあります。
車を現金一括で払った場合、税務署から調査は入るのか?
車を現金一括払いで購入した場合、税務署の調査は入るのかと懸念している方も多いようです。
常にお金の動きをチェックしている税務署ですが、車は数百万円のお金が動く取引になります。
そのため、現金の一括払いに関して不安を抱いている方いらっしゃいます。
結論としては、現金一括払いしたからといって税務署から調査が入ることはありません。
税務署から調査は入らない
結論から言うと、現金一括払いをしても税務署からの調査は入りません。
あくまで自分の貯金から相手側に振り込むようになるため、支出に関して調査が入ることはありません。
税務調査は、入金(所得)や個人への振込に関して入る調査になります。
多額の支払いに関して税務調査が入ることはないので、このような心配は必要ありません。
車を一括で買う人・買える人の特徴
最後に、車を一括で購入する方の特徴を紹介します。
実際に、車を一括で購入している方はどのような方になるのでしょうか。
- ある程度資金に余裕がある方
- 車を自分の所有物にしたい方
- 金利分を支払いたくない方
ある程度資金に余裕がある方
車を一括で購入できる方として、1つ目はある程度資金に余裕がある方になります。
ある程度資金に余裕がある方であれば、車を一括で購入しても問題ないと考えます。
資金に余裕があることで、車選びする上でも下記のようなことを躊躇する必要がなくなります。
- 自分の満足のいくグレードを購入できる
- 躊躇なく必要なオプションをつけられる
- 細かい部分までカスタムできる
また、日常生活への影響も大きくないため資金に余裕がある方は現金一括払いをしていると考えます。
車を自分の所有物にしたい方
続いては、車を自分の所有物にしたい方になります。
現金一括払いをする方の特徴としては、自分の資産にしたいという方もいらっしゃいます。
ディーラーローンや銀行ローンで購入すれば、自分の所有物にすることができます。
しかし、残クレで購入するとなると所有者はディーラーとなります。
言い方を変えると、借用した形で車を所有するようになります。
残クレの購入方法だと自分の所有物にならないため、現金一括購入をして自分の所有物にする方もいらっしゃいます。
金利分を支払いたくない方
続いては、金利分を支払いたくない方になります。
金利分を支払いたくない方は、現金一括で購入する傾向があります。
現金一括で購入する方のほとんどは、金利分を気にしている方になります。
総支払額に上乗せされた形で支払うようになるため、勿体無いと考えます。
その金利分で自分の好きなパーツを購入するなんて方もいらっしゃいます。
購入した時は良いですが、翌月からの支払いからは大変になります。。
そういった懸念点を考えた上で、現金一括払いにする方が多くいらっしゃいます。
車を買い替えを考えている方へ【無料】
愛車の乗り換えを考えている方は事前にネットで無料の車の買取り査定をしておくことを激しくオススメします。
営業マンは日々のノルマを達成しようと必死なので「今契約しないと納車が更に遅れます!」や「今日ハンコ押して決めてくれるならこの条件で!」など、下取り価格の相場を把握する前にうっかりハンコを押してしまうことがあるからです。
断れない人は困りますね。
ディーラーでの下取り交渉で良い条件を出すためには、予めネットなどで愛車の買取り見積もりを取っておいて、金額を交渉材料として把握しておくのがマストです。
買取店で出た査定金額を持ってディーラーに提示することによって値引き+下取りで価格交渉ができるので、良い条件が引き出せる可能性が高いです。
ディーラーによっては値引きが良くても下取りの条件が悪いことも良くありますので、そういう時は買取店に売却してしまえば良いと思います。
逆にディーラーでの下取りを先に行い、そのディーラーでの見積もり額を買取店に伝えて査定をしてもらうのもありですね。
自分の車の買い替えや売却を少しでもお考えの方はネットで買取り査定をすることを強くお勧めします。
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